株式投資とは?初心者向けに仕組み・メリット・リスク・始め方など基本を解説

株式投資は儲かる?初心者にもおすすめの投資方法なのか

枇杷トーヤ
坊主校長こと枇杷トーヤです。今回も楽しく学んでいきましょう。

株式投資を始めてみたいけど難しそう、失敗しないか怖いという気持ちからなかなか株を始められない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かに株式投資はリスクも伴いますが、正しい知識を身につけることで資産形成の強い味方にもなりえます。

そこでこの記事では、株式投資とは何か、その仕組みやメリット・リスクから株式投資の始め方まで基本知識を初心者向けにわかりやすく解説します。

 

株式投資とは?仕組みをわかりやすく解説

株式投資とは、株式会社が発行する株式を購入して会社の株主となり、配当金や株の値上がり益などの利益を狙う投資方法のこと。

ではそもそも「株式」とは何でしょうか?

株式とは、株式会社が事業のための資金を集めるために発行する言わば証明書のようなもの。

証券取引所に「上場」した株式会社は、証券取引所で株式が公開され、投資家が自由に株式を売買できます。そうなることで企業は資金を調達しやすくなるんですね。

 

株式投資の仕組み

 

一方の株を購入した出資者は「株主」となり、発行会社の所有者(オーナー)の一員としてさまざまな権利を得ることができます。

  • 会社経営に参加する権利
  • 利益の一部として配当金などを受け取る権利
  • 企業解散時に財産の分配を受け取る権利

株式投資では、このような株主の権利を活かしてお金を増やしていくんですね。

株式投資のメリットとは?

では、株式投資のメリット・魅力とは何でしょうか?

多方面から利益を狙える

株式投資の最大のメリットは、以下のような様々な儲けを狙えるということでしょう。

  • 値上がり益(キャピタルゲイン)
  • 配当金(インカムゲイン)
  • 株主優待

このように株式を安く買って高く売るという値上がり益だけでなく、株式の保有中も配当金や株主優待を得ることができるのは大きな魅力ですよね。

  • 日本郵船(株):7.04%
  • JT:5.93%
  • ソフトバンク(株):5.41%

※参考:Yahoo!ファイナンス
※上記配当利回りは執筆時点のもの

  • オリックス(株):ふるさと優待(カタログギフト)、株主カード(各種サービス割引)発行
  • (株)すかいらーくホールディングス:食事(割引)券
  • 日本マクドナルドホールディングス(株):マクドナルド商品引き換え券

※参考:Yahoo!ファイナンス

会社の経営に参加できる・企業を応援できる

株主は株式発行企業のオーナーの一人として株式保有数によって議決権が付与され、会社の経営に参加する権利を持ちます。

株主総会など企業の今後の活動や経営方針等を決める重要な意思決定に参加できます。

また、株式を購入することで発行企業へ出資することで、その企業は出資金をもとに事業展開ができるため、投資を通して間接的に企業を応援することにもつながります。

このように単に投資で儲けること、お金を増やすことだけではなく、気になる会社・好きな会社の株を購入することで企業の経営に参加したり、企業活動を支援することも株式投資ならではの魅力の一つと言えるでしょう。

 

株式投資のデメリット・リスクと対処法

では株式投資のデメリット(リスク)にはどのようなものがあるでしょうか?

投資先企業が潰れるリスクがある

投資先企業が倒産してしまう可能性があります。

投資先企業が潰れてしまうと、一般的に保有する株式の価値はなくなり紙くず同然に…。

そうなると投資金が全て戻ってこずに大きな損失を被ってしまうでしょう。

株価が下がるリスクがある

株式投資のメリットとして多方面から儲けることができるとお伝えしましたが、一方で保有株式の株価が下がると損をしてしまう可能性もあります。

基本的に株価は売りたい人(供給)と買いたい人(需要)のバランスによって価格が決定され、そのバランスがその時その時で変化することで株価も変動します。

この需給関係を変化させる主な要因は以下のものが挙げられます。

  • 企業自体に関するニュース:新商品発売、業績アップや業績悪化などのニュースなど
  • 経済動向:金利、為替、景気動向など
  • 社会・業界動向:政策、社会情勢、業界の景気、戦争、災害など
  • 投資家心理:投資家の売買動向など

これらの要因が複雑に絡み合うことで株価は変動するため、思うように株価が上がらなかったり逆に株価が下落したりしてしまうリスクも株式投資に伴うことは肝に銘じておきましょう。

ある程度の投資知識が必要

前述したとおり、株価は常に変動しており、変動する要因もさまざまなため、知識ゼロで投資するのはリスキー。

株式投資で成功するためには、投資前はもちろん投資中も準備・対策することが重要です。

企業が今後倒産せずしっかりと利益を出せていけるかや、今後株価変動に期待が持てるかなど投資先企業の選定はもちろん、投資を始めた後も適切な売買タイミングを逃さないよう市場状況を把握するなど、時間と労力、そして企業や市場を分析する知識が必要となるでしょう。

リスク軽減のためには事前に投資戦略を立てよう

枇杷トーヤ
では、株式投資のリスクを軽減させるためにはどうしたらよいでしょうか?

株式投資に伴うリスクを軽減させるためにも、何となく始めるのではなく投資を始める前に自分にあった投資戦略を立てておくのをおすすめします。

  • 短期投資か長期投資か
  • 集中投資か分散投資か
  • 損切ルール

投資初心者におすすめなのは長期投資×分散投資。

数時間や数日で売買する短期投資は情報をキャッチするスピードが重要ですし、少数の銘柄に資金を集中的に投資する集中投資では、うまくいけばハイリターンを得ることもできますが、自分の予測と逆に株価が動いた場合は損失も大きくなります。

一方で、分散投資は一つの銘柄が下落してもほかの銘柄の値上がり分でカバーできますし、長期投資であれば日々の値動きに一喜一憂しないため精神的な負担も軽減されるでしょう。

また、初心者は株価が大きく下落して含み損を抱えた際に「いつか株価は戻るだろう」と根拠なく考え、塩漬けになってしまったり損失額がさらに増えたりするケースもあるため、損失が出たときに株式を売却して損失額を確定させる「損切り」の基準も事前に決めておくと良いでしょう。

このように株式投資を始める前に、どのようなスタイル・戦略で投資していくかを予め決めておくことでその後の投資もスムーズに進めやすくなるでしょう。

 

株式投資の始め方

株式投資とは何か、株式投資のメリットとリスクを押さえました。

では最後に株式投資の始め方をチェックしましょう。

  1. 証券口座を開設する
  2. 口座に入金する
  3. 株式を購入する
  4. 売却タイミングを検討する

株式会社を始める際はまずは証券口座を開設して投資資金を入金しましょう。

最近ではパソコンやスマートフォンで口座開設や取引も可能なネット証券もあります。

  • SBI証券
  • 楽天証券

口座に資金を入金したらいよいよ株式の購入です。

いくらから投資できるかの目安は以下のように計算できます。

株式購入の必要金額=現在の株価×購入株数+証券会社手数料

基本的に100株単位で購入するため、仮に1株1000円の株を100株購入する際は約10万円前後が必要となるでしょう。

株を購入した後は、株価や市場動向にあわせて保有株式を売却するか、保有し続けるかを判断していくことになります。

枇杷トーヤ
前の章でお伝えしましたが、株式投資を始める前にどのような取引スタイル・ルールで運用していくか予め決めておくのがおすすめですよ。

株式投資とは何か十分理解して始めよう

今回は株式投資とは何か、仕組みやメリット・デメリット(リスク)、株式投資の始め方などについてご紹介しました。

リスクも伴うため初心者には難易度高い投資方法の一つと言えますが、一方で高利回りも狙えるという魅力的な一面もあります。

上手に活用できれば資産形成の大きな助けにもなるため、初心者の方は投資前にしっかりと株式投資のやり方や基本知識を学び、リスク対策を取りながら取り組めると良いですね。

また、銘柄選びから株式の購入・売却を自分でするのは不安という方や忙しくて時間が取れないという方は、株式を投資対象とした投資信託やヘッジファンドなど、金融のプロにお任せできる金融商品を通して株式で資産運用するのも一つの手と言えるでしょう。

投資信託についてはある程度知っていても、ヘッジファンドがどのような投資方法か知らないという方向けに特徴をまとめた記事もあるので是非読んでみてください。

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